総選挙が終わって、まだそんなに日は経っていないのですが、かつてなかったほどの政局の動きがあったせいでしょうか、ずいぶん時間が経ったような気がします。
野党やマスコミがいわゆる「もり・かけ問題」を引きずり、安倍政権の支持率が下がる中、解散を先延ばしするほど与党の支持率低下を招くとの判断だったのでしょう。安倍首相は、ある程度の議席減少を覚悟して解散を実行したのだと思いますが、結果は思いがけない大勝となりました。
都知事選、都議選と勢いのあった小池さんが国政政党を立ち上げたものの、民進党とのゴタゴタで一気に冷めた空気が広がりました。そういう敵失も原因の一つだと思うのですが、実際は、テレビや新聞などマスコミの政権批判に違和感を感じ、それに影響されなかった有権者の常識的な判断の結果とも言えるのではないでしょうか。
半年以上にわたって「もりかけ」と騒ぎ続けても、首相側の不正事実は何も出てこない一方、北朝鮮の核実験やミサイル発射など外交上の危機が懸念される中、多くの有権者が現政権を選択したのだと思います。
経済界でも、株価の連続上昇の最長記録に象徴されるように、一定の実績をあげる現政権の安定的継続を支持したのは当然の結果だったと思います。民主党政権時代に痛みを味わった経営者は、「政権交代」という言葉はトラウマにこそなれ、決して「希望」ではなかったのだと思います。
面白いと思ったのは、自民党の世代別支持率が、40代、50代、60代では30%代だった半面、18、19歳、20代では50%近くあったことです(NHKやテレビ朝日の出口調査)。その理由として、若者にとっては民主党政権時代の政治混乱のマイナスイメージが強いといった指摘や、同じような政権批判ばかりしているテレビや新聞よりも、インターネットから得る情報を信頼しているからといった分析があるようです。
「よけいなお世話」だとは思いますが、選挙が終わっても、まだ「もりかけ」と言っているテレビや新聞、そして野党のみなさんの今後を心配してしまうのは私だけでしょうか。
(写真は、NHKのウェブサイトより) |