先月は日本の政治が動いたことを書きました。引き続き政治の話になります。高市新政権は発足して早々の外交日程を次々にこなし、前首相にはなかったコミュニケーションスキルの高さで、各国首脳と親しく交流する様子が報じられました。写真撮影では、鮮やかなブルーのスーツに身を包み中央でにっこり微笑む姿には頼もしさや貫禄さえ感じました。
トランプ大統領が訪日しての日米首脳会談では、安倍首相以来の蜜月関係が帰ってきたことを印象付けられました。「猛獣使い」と言われた安倍さんとはタイプは違えどもしっかりと信頼関係を築けたのではないかと思います。
ワークライフバランスを返上して働くとの宣言通り、フルスロットルでのスタートダッシュで、大きな成果を上げたと思います。ところが、批判的野党やそれに追随するオールドメディアは、やれ働き過ぎが良くないとか、トランプさんの前ではしゃぎ過ぎとか、媚びているとか、まあ本質とは関係ないケチをつけていました。
そして粗探しをしていた彼らが飛びついたのが、首相の「台湾有事発言」です。集団的自衛権が発動し得る状況に関して、立憲の岡田議員の質問に答えた内容は、従来の日本の立場を変えるものではなく法的に何の問題もないというのが多くの専門家の見解です。
ところがそれに対して中国が猛反発、中国外交官の口汚い発言や脅すような態度で日本の外務省役人と対応したことが話題となりました。そして日本に行くなと言ったり、ホタテの輸入や日本のアーティストの公演や映画の上映を取り止めたりしています。
このことで日本が経済的に受ける損害が莫大で、旅行関連の業界などが大変困っていると大々的に報じられています。現政権の失策として攻撃したい批判勢力の思惑は理解できますが、実態はそうでもないようです。
先日、国際関係の実態に詳しい友人と話をしたところ、彼はこの事態は日本の経済にはほとんど影響はなく、逆に中国にとって大打撃だと言っていました。
中国人の日本へのインバウンドは、中国の航空会社、中国系の旅行会社やホテル、レストランやお土産屋さんまでほとんどが中国資本の日本出張所のようなものだといいます。中国政府もそんな事情がわからないはずはないと思うのですが、政治的なパフォーマンスが優先されるのでしょう。
旅行代金を支払っていたのに飛行機が飛ばなくなったが何も言えず泣き寝入りしている中国人が多いとも言っていました。急なキャンセルで旅行会社の方も大きな痛手です。ホタテの輸入禁止だって、日本は中国以外の輸出先や国内需要でまかなえばいいわけで、困るのは中国の輸入業者の方だということでした。
オールドメディアばかり見聞きしていると不安が煽られますが、なるほど、日本経済への影響は限定的だということですね。
というわけで少し安心してスポーツの話題です。先月はあまり触れることはできませんでしたが、野球ではドジャーズの活躍に心躍らされました。レギュラーシーズンでは大谷翔平が打撃8冠、しかも投手復帰で完全二刀流として満票のMVPを受賞、2年連続の快挙です。
ワールドシリーズでは7戦までの大熱戦となりましたが、前日に先発した山本由伸が中0日で最終戦を締め括ってドジャーズが2連勝の偉業を達成しました。合計3試合に登板した山本がシリーズMVPを獲得、レギュラーシーズンMVPの大谷と合わせて日本人のダブル受賞に興奮しました。怪我で出遅れた佐々木朗希もポストシーズンでしっかり仕事をして、改めてワールドシリーズ制覇への日本人選手の多大な貢献に誇りを感じました。
大相撲や他のスポーツについても触れたいことがありますが、長くなりましたので次の機会に譲りたいと思います。
(写真=オールドメディアは経済損失を煽るが…) |