先月のコラムでは北京オリンピックのことを書きましたが、オリンピック閉幕を待っていたかのようにロシアがウクライナに軍事侵攻を始めました。
ニュース番組はもちろんですが、ワイドショーでもこの問題が連日取り上げられています。ロシア政治の専門家の先生たちは、テレビに出ずっぱりでお茶の間でもすっかりおなじみになりました。
ワイドショーなどでは、ひたすらプーチン大統領を非難しますが、国際政治はそんなに単純なものではないでしょう。西側諸国が常に高潔だったわけではなく、ロシアからすると「いじめ」のような仕打ちを受けたと感じたこともあるでしょう。それでプーチン大統領は、ロシア系住民が弾圧されているとか、NATOの東方拡大に対しての愛国自衛の行動だと言うのですが、どんなに弁明しても、国連安全保障理事会の常任理事国でありながら、現代の国際ルールを破って軍事侵攻したことは許されるものではありません。
ただ、もしアメリカの大統領がトランプだったら、もしドイツのメルケル首相が退陣していなかったらなど、ロシアに軍事侵攻をさせない国際政治のあり方もあったのではないかと思います。
とはいえ、国際政治の専門家でもない一介の神戸の不動産屋が国際問題に口を出してもどうにもなりません。私としては、コロナ禍で世界的に経済への悪影響があったばかりなのに、さらにこのことで被害を被ることが心配です。不動産業では、金利が上昇することが一番こたえるのですが、アメリカやヨーロッパでは利上げが確実とされていて、日本にもその兆しがあるようです。
このコラムでも何度か書いたと思いますが、いまや世界の出来事が神戸の不動産屋にも無関係でないグローバル社会です。その意味でも世界に目を向ける必要があり、世界が平和であることを望まざるを得ません。
個人においてもビジネスの世界でも、自己中な振る舞いをする人がいます。自分や自社、また自国の利益のための度の過ぎたエゴが争いを生み、戦争にまでつながるんだということを感じます。世界平和は私の自身のエゴの克服から出発するべきという教訓を聞いたことがあります。簡単なことではないにせよ、確かにその通りだと自戒を込めて感じるこの頃です。
さて、桜の季節。このような世界情勢の中、日本のビジネス界では新年度を迎えます。このところ春らしくなった気候に誘われ、美しい桜を眺めながら気持ちを新たに新年度のスタートを切りたいと思います。
(写真=ロシアのウクライナ侵攻のニュースを伝える産経新聞、NHKテレビより) |