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「過去に経験したことのない」事態



「これまでに経験したことのない」事態


6月のコラムでは、コロナも収まってきたと一安心しましたが、東京では第二波なのでしょうか、1日あたりの感染者数が再び3桁になりました。ウィズ・コロナ≠フ新しい生活様式は引き続き守っていかなければならないようです。
 
その上、今年の梅雨はタチが悪く、日本各地に豪雨災害をもたらしています。「観測史上初めて」とか「これまでに経験したことのない」という形容詞が付いたニュースが連日のように流れました。「水はここまで来た」と、家屋に残る浸水の跡を示しながら途方に暮れる被災地の方々の姿には、言葉を失います。

暗い話ばかりで恐縮ですが、このところの中国の横暴も大変気がかりです。昨年11月に香港に旅行した際は、日本で報じられる混乱の様子ばかりではなく、一方では日常生活や経済活動もおこなわれていて、以前と変わらない側面を見てきました。

しかし6月30日、中国は実質的に香港を独裁政権下に置く「香港国家安全法」を制定し、翌日から施行しました。保証されていた一国二制度を踏みにじり、民主化運動を容赦無く弾圧できる法律です。施行当日には、早速「香港独立」という旗を持っていただけで逮捕者が出ました。たとえ外国にいても、また外国人に対しても適用されるというのですから驚きです。当初は「香港においしいものを食べに行けなくなるなあ」とのんきに思っていましたが、それどころではない深刻な事態となっています。これに伴い、民主化の女神≠ニ言われた周庭さんなど、香港の若き民主運動家たちは、活動からの撤退を表明しました。

「絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。生きてさえいれば、希望があります」という周庭さんの言葉には、命を賭けた悲痛な思いが滲んでいます。

コロナ、自然災害、国際情勢、いずれも「これまでに経験したことのない」事態が一度に起こっています。少し大げさな表現ですが、何か大きな力によって人類の英知が試されているのかも知れません。

(写真は、天安門事件29周年の集会に集まった香港の人たち。2019年6月4日、香港ビクトリアパーク)

 

サイトー不動産株式会社 代表取締役 齋藤 茂

 

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